高校生が挑むフードロス削減アプリ「LOSS FINDER」の開発。未来をつくる彼らの思いとは?

みなさん「フードロス」という単語はご存知でしょうか?

文字通りフード(食品)をロス(損失)するという意味で、食品として市場に流通する前の製造段階でのロスや、スーパーや飲食店などで売れ残ってしまった食品などを廃棄してしまうことを指します。

こうした食品のロス問題はSDGsの考えが広まってきた現代ではより注目されている社会課題となっており、日本国内の食品廃棄量は2000年と比較するとほぼ半減はしたものの、2024年6月21日に政府が発表した最新の数値(環境省:令和4年度推計)によると、まだ472万トンもの食品が廃棄されているのが現実です。

そんなフードロス問題を、大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校に通う高校生の3名がアプリの開発と運営を通じて解決しようと立ち上がりました。

彼らが開発したアプリにはどんな想いが込められているのでしょうか?そして、このサービスを通じて目指す未来とは?

今回は、開発メンバーへのインタビューを通じて、その背景や目標を深掘りしていきます。

ぜひ、最後に掲載しているアンケートフォームにもご協力ください。

フードロス削減アプリ「LOSS FINDER」とは?

フードロス削減アプリ「LOSS FINDER」とは、当日に飲食店やスーパーなどの小売店で出てしまいそうな食品情報を店舗が掲載し、ユーザーがその情報を入手して通常よりも安く購入することができるというサービスです。(※2025年1月現在:開発中)

これまでロスとして廃棄しなければいけない食品をユーザー側は認識することができないという隠れた課題がありましたが、LOSS FINDERはその課題を解決することを目指しています。

なるほどくん
なるほどくん

今までは家庭レベルでしかフードロス削減に貢献できなかったけど、このアプリがあれば街全体のフードロス削減にも貢献できるね!

LOSS FINDERのメリット

LOSS FINDERはサービスを使ってもらう工夫として

  • 位置情報によるロス食品情報の確認
  • 端末での決済の完了
  • 1品から商品の購入を可能

の3つのメリットの実現を目指して開発に臨んでいる様子です。

夕方のスーパーでお惣菜コーナーの食品が割引されているのをみなさんも見たことがあるかと思いますが、そのような割引による食品の販売を町全体でやっちゃおうというチャレンジをしているアプリですね。

なるほどくん
なるほどくん

ロス(廃棄)となる食品は「産業廃棄物」としてお店側がお金を支払って捨てなければいけない場合もあるんだ!
そう考えると廃棄予定の食品を少し安く売っても、お店にメリットはあるかもしれないね!

開発・運営チーム

岸本篤斗
(高校2年生:マネージャー)

大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校 12期生。人と話すことが大好きです!!好きな教科は簿記と英語。趣味は小旅行と漫画を読むことです!

田内雷大
(高校2年生:アシスタント)

大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校 12期生。人の役に立つことがしたいと思ってチームに参加。好きな食べ物はカルボナーラです

吉田壮希
(高校2年生:アシスタント)

大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校 12期生。音楽が好きで作詞、作曲などをしています!時にはビジネスアイデアなども考えます!とにかく創作することが大好きです!

【インタビュー:LOSS FINDERの開発に関して】

Q1:なぜフードロスを題材にして活動を始めたのですか?

岸本くん
「飲食店でアルバイト(バイキング)をしていたことがありその際に、食品を廃棄しているのをみて勿体ないなと感じていた自分がいました。

なんとなくそんなことを日々考えていたら学校でビジネスプランコンテストの申し込み募集があったので、そこでフードロスをテーマとしたビジネスプランを考えてみようと決めたのがきっかけです。

なるほどくん
なるほどくん

行動力はもちろんだけど、普段から気になったことを頭の片隅に置いておくのがいかに大事かが伝わるね。

Q2:どんな人にアプリを使ってもらいたいと思っていますか?

岸本くん
世の中の物価がだんだんと上がってきていることに対して危機感を覚えているので、そう言ったことに興味を持っている人に使ってほしいと思っています。

物価が上がっているにも関わらず、まだ食べることができる食品を捨ててしまっているという現実に矛盾というか違和感を感じていました。

なので FINDERと言う単語にかけた想いとしましては、出張にきている会社員などを想定した際にいつもの場合はすぐに帰宅するが、このアプリを使うことで新しいお店や商品に出会えるような偶発的な発見という面白さも提供したいと考えて名付けました。

日常の新しい発見を楽しめてかつ、少しでも良い社会を作りたいと思ってくれるような人に使って欲しいと思っています。

なるほどくん
なるほどくん

確かに食品を安く買えるし社会にとっても良いことって絶対楽しいよね!社会課題の解決活動に真剣に取り組むのも大事だけど、より楽しくチャレンジできるような仕組みづくりをできると素敵だね!

Q3:サービス開発の活動している中でどのような課題を感じていますか?

田内くん
だんだんと自分たちが考えているものが形になっていくという過程がとても楽しいと思っています。

手探り状態でやっているのも楽しさではありますが、やはり大変だと思う面も多いです。

ただ今の自分たちには失敗しながらもひたすら挑戦を繰り返すしかできることがないと思っているので、当たって砕けろの精神で頑張っています。

現状はGlideというツールで作成しているので、アプリの画面が出来上がっている過程はすごく楽しいです。

なるほどくん
なるほどくん

当たって砕けろ精神!チャレンジには必須だね!

吉田くん
大変なことは確かに多いなと感じていますが、フードロスという問題がありながらもまだまだ気づいていない人がいるなと感じています。

なのでフードロスのような社会問題があること自体を知ってもらうと言うのが大変だと思っています。

まずは友達や家族などにフードロスという概念を知ってもらって、まだまだ捨てられているものでも食べられるということを知ってほしいなと思っています。

みんなが気軽に試せるような解決方法が確立されていないので、単純にビジネスチャンスだとも思っています。

なるほどくん
なるほどくん

まずは社会問題を知ることが大事!
僕も頑張らないといけないね!

Q4:フードロス問題の削減を通じて、どのような社会を創っていきたいと考えていますか?

岸本くん
フードロスという問題の解決を通じて、お店とお客様がつながってほしいという想いが強いです。

僕自身がそういったお店で発生するような偶発的な出会いなのが好きなので、そう言った体験を社会問題の解消を通じて作っていけたら最高だなと思っています。

そうやって楽しみながら少しでも社会にも人にも、食品にも優しい社会が創れたらいいなって思っています。

なるほどくんのインタビューまとめ!

今回は大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校に通う高校生の3名にインタビューさせていただきました!

学生という立場にありながらも想いと行動力があれば少しでも実現に近づけるということをこのサイトを見ているみんなにも知ってもらいたかったのでインタビューをさせていただきました!

起業は本当に難しいことなので、このサービスも上手くいくかはもちろん分かりませんが、それでもまずは「やってみる」という一歩を踏み出すことがなるほどくんも大事だと思っています!

チャレンジするみなさんをなるほどくんはこれからも応援するので、みんなも岸本くん、田内くん、吉田くんをぜひ応援してね!

LOSS FINDERチームからのお願い

こんにちは!チーム LossFinder です!
この記事をご覧いただき、ありがとうございます!

最後に「食品ロス」に関するアンケート調査へのご協力をお願いします!!

私たちは、食品ロスが社会や環境にどのような影響を与えているのかを具体的に知るため、データを収集し分析を行っています。
このアンケート結果は、食品ロスを減らし未来をより良くするための重要な基盤となります。
だからあなたにも!ぜひ協力していただきたいんです!!

食品ロスの削減は、ひとりひとりの意識と行動がカギです。
あなたの貴重なご意見が、課題解決への大きな力になります!

どうか、5分ほどお時間をいただけないでしょうか?
よろしくお願いします!!

↓↓ アンケートはこちら↓↓

一緒に食品ロスゼロの社会を目指しましょう!

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