「今日からできるSDGs」ダイアリー!制作チーム代表の原田瑞穂さんの思いとは?

SDGs、知ってはいるけどなにをすればいいの?そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか?

そんな気持ちに答え、「誰でも簡単に取り組むことができる」をコンセプトにしたSDGs商品が誕生しました。

関西学院大学と甲南大学の学生が企画・制作した「今日からできるSDGs」ダイアリーがプレリリースされ、2021年3月8日までクラウドファンディングが実施されています。

今回は、「今日からできるSDGs」ダイアリーのプロジェクトチーム代表である原田瑞穂さんにインタビューを行いました。

SDGsのダイアリーって新しい!どんな商品なんだろう?ワクワク!

なるほどくん
なるほどくん

日常で手に取るダイアリーで、SDGsを身近に

“「今日からできるSDGs」ダイアリー ”とは、どんな商品なんですか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

このダイアリーは、SDGsの目標1〜17を簡単に集約し、さらに「今日からできること」がたくさん記載されてあります。漠然としたゴールだけでなく、細かいターゲットまで示すことで「このゴールに取り組めるんだ」と分かるようになっています。

原田瑞穂
原田瑞穂

さらに、知識を学ぶだけでなく、学んだことを書き込み、アウトプットができるTODOリストなど、達成度を可視化できるように工夫されています。

SDGsのことがギュギュっと詰まったダイアリーなんだね!素敵!

なるほどくん
なるほどくん
原田瑞穂
原田瑞穂

もちろん日常でも使えるように、フリーページや週スケジュールを書き込むことができるページもあります!

「誰でも簡単に取り組むことができる」ことを広めたい

このダイアリーを制作しようと思った理由はなんですか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

SDGsや社会問題が広まった次のステップとして必要なことは、「誰でも簡単に取り組むことができる」ということを広めることだと思ったんです。

原田瑞穂
原田瑞穂

今、SDGsに関するサイトや本はすでに出版されていますが、これらを日常生活で目にすることは少なく、日々の行動に繋がっているとは言いがたいのが現状です。SDGsを身近に感じ、簡単な行動につなぐことができるよう、ダイアリーという形で発信していきたいと思い制作を始めました。

ダイアリーという身近なものからSDGsを感じられるなんて、画期的だね!

なるほどくん
なるほどくん

最初はどう行動に移せばいいか分からなかった

そもそも、原田さんがSDGsに興味を持ったきっかけはなんでしたか?

原田瑞穂
原田瑞穂

私は大阪・西成という地域の出身で、土地柄もあり教育格差や学力格差があったり、貧困問題に関心を持っていたりしてました。私自身も、どこか周りから取り残されてる感じがあり、生きづらさを感じていました。

そんな時に、SDGsの「誰一人取り残さない」という理念に共感し、SDGsに関わりたいという思うようなったんです。

興味を持っても、何ができるか分からないという人が多いよね。そこからどうやって行動に移したの?

なるほどくん
なるほどくん
原田瑞穂
原田瑞穂

自分も最初はどうしたらいいか分からなかったんです。でも、大学1回生の12月に、研修でSDGs達成国上位のスウェーデンの視察ツアーに行く機会があって。

原田瑞穂
原田瑞穂

お肉を食べる代わりに植物ベースの肉に変えるなど、環境にやさしい取り組みをを幼少期から教育しているという話を聞いて、自分にできることはもっとあるなと思ったんです。そこから、自分自身もお肉を食べる量が減ったり、SDGsに関する発信をSNSでするようになりました。

原田さんのSNSはこちら!素敵な投稿がたくさんあるね♪

なるほどくん
なるほどくん

とある言葉をきっかけに、一歩を踏み出す

↑左からプロジェクトメンバーの金子明日香、千原由莉、原田瑞穂、徳永侑也、島袋芽衣
(敬称略)

そんななか、このようなプロジェクトを立ち上げたのはなにかきっかけがあったのですか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

とある企業研修に参加した時に、社員の方々がSDGsバッチを付けられていたんです。「会社でどのようなSDGsの取組みをしていたんですか?」と聞いたら、「社長にバッチをつけなさいと言われていたからつけていた。」とか、「結局自分たちにできることはあまりないよね。」といった話を聞くことが多くて。

原田瑞穂
原田瑞穂

それをきっかけに、もっと身近にSDGsを感じてもらうことが必要なんだと思って、プロジェクトを立ち上げました。

ダイアリーという形で広めようと思ったのはなぜですか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

2019年12月に、関西SDGsプラットフォームと立命館大学、読売新聞のコラボで行ったアイデアコンテストがあったんです。ちょうどそのころ、スウェーデンの視察ツアーに参加していて、スウェーデンでの学びをどう日本で活かそうかと考えていたタイミングでもありました。

原田瑞穂
原田瑞穂

応募してみたいと思って、「誰でも簡単に、日常生活に意識できる、持ち歩けるもの」を意識しダイアリーを思いつきました。そのコンテストで結果は出せなかったのですが、これがきっかけで本格的にやってみたいと考えるようになりました。

このプロジェクトは、大学生メンバ―のみで立ち上げられたそうですね。メンバーの皆さんはどんな方なんですか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

初めは、私と同じ西成出身の学生と2人でプロジェクトを立ち上げました。
その後関西学院大学のSDGs実践プロジェクトに参加している学生にプレゼンを行い、協力したいと声を掛けてくれた4名が加わり、現在は計5名で行っています。

同じ大学でも学部が違う学生が集まっているんだって!SDGsを思う気持ちは一緒なんだね!

なるほどくん
なるほどくん

制作段階から、環境への配慮にこだわる

企画段階でこだわったことはありますか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

今回出ているのはプレリリース商品なのですが、来年の本リリースからは環境印刷を行う予定です。バナナペーパーやNon VOCインキなど、環境に負荷をかけない方法を採用することで、印刷段階から環境に配慮したダイアリーにしていきたいと思っています。

バナナペーパー:バナナの樹皮やバナナの皮の繊維から作られたエシカルな紙の一種

Non VOCインキ:石油系溶剤を植物油に置き換えた、環境にやさしいインク

すごい!他になにかこだわったことはあるのかな?

なるほどくん
なるほどくん
原田瑞穂
原田瑞穂

最近は、社会問題やSDGsに熱心な企業に就職したい学生が増えてきているんです。「エシカル就活」とも呼ばれています。そういった企業の情報も、ダイアリーに記載されています。

原田瑞穂
原田瑞穂

就活する学生にとってはもちろん、「企業にできることは少ないから」と思っている会社の方にも知ってもらえたらと考えています。

なるほど!エシカル就活!就活生はもちろん、そうし情報が載っていることで、消費者としてその企業を応援することもできそうだね!

なるほどくん
なるほどくん

このダイアリーは、どうやって購入できますか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

今回出ている2021年4月始まりの商品はプレリリースとなり、クラウドファンディングで支援して頂くとリターンとしてお送りさせて頂く形になっています。

原田瑞穂
原田瑞穂

4月からは公式ホームページにて販売予定です。また、2022年度の本リリースは、11月より書店にてご購入頂けるよう調整中です。

クラウドファンディングを通じて伝えたいこと、こだわりはありますか?

青島ほなみ
青島ほなみ
原田瑞穂
原田瑞穂

今回は学生だけ立ち上げたプロジェクトということで、製造の資金を皆様にご支援頂きたいことと、これを通じて多くの人にダイアリーを知って頂き、手にとってもらい、私たちの活動に共感してくれる仲間を集められたらと考えています!

原田瑞穂
原田瑞穂

また、クラウドファンディング期間中に、オンラインイベントを17日間実施します。17のゴールに合わせたトークゲストを1名ずつお呼びし、20~21時配信を行っています。無料で観ることができますので、是非お気軽にご参加ください!

なるほどくん
なるほどくん

イベントはTwitter(@SDGsDiary)から参加できんだって!ダイアリーを使って、皆の少しずつの行動が未来に繋がるといいな。

今日からできるSDGs」ダイアリー

クラウドファンディングページ
SDGsダイアリー関連リンク

原田瑞穂

2000年生まれ。現在は関西学院大学社会起業学科に所属しながら、地元「西成区」の魅力発信のメディア制作や、「今日からできるSDGs」をテーマにしたスケジュール帳の制作・自費出版に挑戦中。中学時代は、偏差値34で勉強する意味や理由がわからなかったが、「海外留学」という目標を見つけて以来、学ぶことの楽しさを知る。

▼ 改めて理解しよう!誰一人残さない17のゴールと169のターゲット!

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ABOUTこの記事をかいた人

なるほどSDGsライター。なるほどくん生みの親。 このメディアに関わるまでSDGsをソドクスと読むと思っていた。一緒に勉強していきましょう! 趣味はボランティア。子ども会を立ち上げたことがある。