「SDGs」という言葉を聞くようになり、17の目標や169のターゲットなど、その多さに混乱した人もいるのではないでしょうか。
SDGsには、「5つのP」という考え方が存在し、5つの観点からもSDGsを理解することができます。
「5つのP」を通して、一緒にSDGsへの理解をさらに深めていきましょう!
5つなら覚えられそう!
Contents
SDGsとは?
5つのPを説明する前に、改めてSDGsの説明をしたいと思います。
SDGsとは、「持続可能な開発目標」を意味するSustainable Development Goalsの略です。
2015年9月、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に、2030年までに達成すべき国際目標として記載されました。
「誰一人取り残さない – leave no one behind -」をスローガンに、持続可能な世界を目指した17つの目標が掲げられています。
2030年までに世界全体で目指す17の目標ってことだね!
▼ SDGsの前身「MDGs」についても理解したい人はこちらも読んでみてください
5つのPとは?
5つのPとは、SDGsが目指す持続可能な世界を説明した5つのキーワードのことです。
具体的に、
- People(人間)
- Prosperity(豊かさ)
- Planet(地球)
- Peace(平和)
- Partnership(パートナーシップ)
のことで、5つの頭文字がすべてPであることから「5つのP」と呼ばれます。
また、SDGsに掲げられた17の目標は、この5つに分類することができます。
なるほど!SDGsはこの5つの観点からできているんだね!
5つのPと17の目標の関係
5つのPそれぞれの意味や、17の目標との関係をみてみましょう。
People(人間)
「People」には、ゴール1からゴール6までが該当しています。
これらのゴールを通して、すべての人が人間としての尊厳を持ち、健全な環境で生活することが目指されています。
どのゴールも、人間としての生活や権利を守るために大切な目標だね!
Prosperity(豊かさ)
「Prosperity」には、ゴール7からゴール11までが該当しています。
すべての人が安心して豊かな生活を送れるように、自然と調和した経済や社会、技術の進展が目指されています。
ただ生きるだけでなく、豊かに生きられる仕組みをつくろうとしているんだね!
Planet(地球)
「Planet」には、ゴール12からゴール15までが該当しています。
限りある資源に責任をもち、自然と共存して地球環境を守ることが目指されています。
これからも地球で生活していくために、大切な目標だね
Peace(平和)
「Peace」には、ゴール16が該当しています。
恐怖や暴力のない、すべての人が平等に参画できる社会が目指されています。
みんなが安心して生きられる社会になりますように
Partnership(パートナーシップ)
「Partnership」には、ゴール17が該当しています。
世界に多く残された課題に対して、国家や市民など、さまざまなコミュニティが協力関係によって解決へ歩むことが目指されています。
SDGsは世界全体で目指すものだからこそ、みんなで協力していきたいね!
5つのPを理解してSDGs・17の目標を達成しよう!
SDGsは、17の目標、そしてそれらの具体的な達成基準を示した169のターゲットでできています。
すべてを詳しく理解することは難しいかもしれませんが、まずは「5つのP」という枠組みからSDGsを捉えていくと分かりやすいかもしれません。
また、なるほどSDGsでは、SDGsに関するコラムや実際に行動に移す方へのインタビュー記事を掲載しています。ぜひ、気になる記事から読んでもらえると嬉しいです。
▼ 17のゴールの関係性について知りたい方はこちら!