みなさんはSDGs達成のために何かできることをしていますか?
SDGsのために何かしたいけど、何をしていいかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、夏にできるSDGsへの取り組みを紹介をさせていただきます。
今日からできるアクションをぜひ取り入れてみてください!
自分ができるアクションを探してみてね
Contents
SDGsとは
SDGsとは、「持続可能な開発目標」を意味するSustainable Development Goalsの略です。
2015年9月、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に、2030年までに達成すべき国際目標として記載されました。
「誰一人取り残さない – leave no one behind -」をスローガンに、持続可能な世界を目指した17つの目標が掲げられています。
つまり一言でいうと、「2030年までに世界全体で目指す17の目標」になります。
▼SDGsについて詳しく学びたい人はコラムを読んでみよう
ぼくたちにとってとても大切な目標だよ
SDGsのためにできること | 夏編
SDGsのためにできること①節電
私たちが少しずつ節電をすることで、発電に使う資源を守ることや温室効果ガス排出の削減に繋がります。
夏は冷房需要が増え、1年の中でも電力消費量が多い季節です。
住宅では、特にエアコンと冷蔵庫の消費電力が大きいため、これらの節電に取り組んでみましょう。
エアコン
エアコンは設定温度を1℃上げると約10%の消費電力削減効果があります。
また、エアコンはこまめに電源をつけたり消したりしない方が節電になります。
30分程度の外出であれば、つけっぱなしの方が消費電力を抑えることができます。
冷蔵庫
夏は、冷たい飲み物やアイスを取り出すために冷蔵庫を開ける機会が多いのではないでしょうか?
冷蔵庫は開けている時間が長いほど、消費電力があがってしまいます。
夏場は、冷たい飲み物を水筒に入れて飲めば、冷蔵庫を開ける機会を減らせますね。
SDGsの目標では、目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に繋がります。
小さな積み重ねが大事だね
SDGsのためにできること②節水
夏場によく、ダムの水が少なくなっている等の水不足に関するニュースを耳にしませんか?
夏は、水道の使用量が増える季節であるため、節水を心がけることが大切です。
日本は水資源が豊富な国ですが、世界では水を自由に利用できない地域もあります。
そのため、限りある水資源を守っていく必要があります。
節水のために以下の2点に気を付けてみましょう。
流しっぱなしをやめる
水を1分間流しっぱなしにしていると、約12Lの水がそのまま流れ出てしまうことになります。
みなさんは、歯磨きや食器洗い、シャワーなどで水を出しっぱなしにしていませんか?
自分の水の使い方を見直して、流しっぱなしを極力減らしましょう。
お風呂の水の有効活用
お風呂は、家庭の中で一番水の使用量が多い場所です。
お風呂に入った後、水をそのまま排水することはもったいないです。
打ち水に利用して夏場の体感温度を下げること、洗濯や水を用いる掃除に利用することなど、浴槽の水はそのまま流さずに利用できるのです。
SDGsの目標では、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標14「海の豊かさを守ろう」の達成に繋がります。
▼水不足についても詳しく学んでみよう!
無駄遣いを少しずつ減らしていこう
SDGsのためにできること③グリーンカーテンで日差し対策
グリーンカーテンとは、ゴーヤやきゅうりなどのツルが窓を覆うくらい伸びる植物を、窓の外にネットで張り、カーテンのように覆ったものです。
グリーンカーテンによって、窓から入る日光を和らぎ、室内の温度上昇を抑えることができます。
グリーンカーテンを利用して温度上昇を抑えれば、冷房に頼ることも少なくなり、前述の「節電」にも繋がります。
植物を育てることが難しい場合でも、すだれや遮光カーテンでグリーンカーテンの代用ができます。
SDGsの目標では、目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に繋がります。
暑さ対策とSDGsが一緒にできるなんて!
SDGsのためにできること④旅行は交通公共機関の利用を
夏は旅行や帰省などの長旅で、自動車や公共交通機関を利用する人が多いです。
自動車から排出される排気ガスには二酸化炭素が多く含まれています。
国土交通省の交通機関別の二酸化炭素排出量によると、鉄道と比べて、バスは約2.7倍、航空は約6倍、自家用車は約9倍の排出量があると報告されています。
そのため、旅行の際には自家用車よりも鉄道などの公共交通機関を利用することにより、二酸化炭素排出量の削減につながります。
SDGsの目標では、目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に繋がります。
▼温室効果ガスの削減について、パリ協定やNDCについて学んでみよう!
車はとても便利だけど使い方を考えよう!
SDGsのためにできること⑤ビーチクリーン
夏といえば海!家族や友達と海に行く人は多いですよね。
たくさんの人が海に行くからこそ、毎年、ゴミ問題が深刻化しています。
特に暑い中で水分補給をするために、ペットボトル飲料などのプラスチックごみのポイ捨てが多く、砂浜を注意して見るとたくさん落ちていることが現状です。
プラスチックごみは、海の生き物が誤って飲み込むことなどで体を傷つけてしまうため、回収し削減していかなくてはなりません。
夏は、海のゴミを無くすために各地でビーチクリーンのイベントが開かれています。
SNS等でイベントの告知はたくさんされているので、近場のビーチクリーンイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
SDGsの目標では、目標12「つくる責任つかう責任」、目標14「海の豊かさを守ろう」の達成に繋がります。
▼プラスチックごみについて詳しく学んでみよう
イベントなら取り組みに参加しやすいね!
SDGs達成に向けてできることを積み重ねていこう!
今回は、夏にできるSDGsへの取り組みを紹介してきました。
私たちにもSDGsの達成のためにできることがたくさんあります。
まずは、自分ができるアクションから始めてみるのはいかがでしょうか?
「なるほどSDGs」では、SDGsを身近に感じられるような記事を掲載しています。ぜひ、他の記事もチェックしてみてください。
▼衣食住にまつわるSDGs10選!自分ができるアクションをさらに探してみましょう
参考文献:SDGs Action、国土交通省