近ごろ「環境のためにプラスチックゴミを削減しよう!」という取り組みが、よく見られるようになりました。
では、具体的にどんな取り組みが行われているのでしょうか。
プラスチックゴミ問題とそれに向けた取り組みについて、今回は説明していきます!

みんなでプラスチックゴミについて知っていこう!
Contents
プラスチックゴミ問題の現状

プラスチックゴミは、自然界で分解されることが不可能なため、ゴミのまま川から海へ流れていきます。また、海に流れこんだあともゴミであり続けるため、環境汚染に繋がってしまうことが大きな問題点となっています。
海に流れるプラスチックゴミは年間800万トンにのぼると言われており、その多さも問題となっている現状があります。
プラスチックゴミについて、以下の記事でより詳しく説明しているので、ぜひこちらの記事も読んでみてください!
▼ 2050年の海は魚の数よりもプラスチックゴミの方が多い?

800万トン!とてつもなく多いね。。。
プラスチックゴミ問題に対する企業の動向

スターバックス

カフェチェーンのスターバックスでは、プラスチックゴミを削減するため、飲み物容器にプラスチック製品を利用しない取り組みを行っています。
2021年2月からは、ストロー不要のフタと紙カップが全国の店舗で使用されるようになりました。この取り組みを通じて、スターバックスでは、年間約6100万杯分のプラスチックカップが削減できる見込みです。

なるほど!飲み物容器を工夫するだけで、大幅にプラスチックゴミを減らすことができるんだね!
マクドナルド

有名ファーストフード店のマクドナルドにおいても、プラスチックゴミ削減のための取り組みが行われています。
例えば、マクドナルドでは、2016年よりアイスコーヒーのカップがプラスチックカップから紙カップに変更されました。また、お持ち帰り用の袋には、原則紙袋が使われています。

色々な取り組みが行われているんだね。
三井住友海上火災保険

三井住友海上火災保険では、社員食堂でのプラスチック製ストローとカップの提供が廃止され、紙製品で代替されるようになりました。
このように、店舗のみでなく、社員食堂のような企業内部の場においても、プラスチックゴミ削減の取り組みが行われています。

確かに、外部向けのものだけじゃなく、企業内での取り組みも大事だね!
IKEA (イケア)

家具メーカーのIKEAでは、他の企業と同様に、店舗やレストランで提供されるプラスチック製品を撤廃する計画が発表されました。
また、IKEAでは、その他のプラスチック製品についても、2030年までに原料をすべて持続可能なものにすると発表しています。

なるほど!製品の原料を工夫することも、プラスチックゴミ削減に繋がるね。
プラスチックゴミを削減して海の豊かさを守ろう

今回は、プラスチックゴミ問題の現状と、それに向けた企業の取り組みについて紹介しました。
企業の取り組み事例から、ここ数年で少しずつ、環境問題に対しての取り組みが活発になっていることがわかります。
少しでもプラスチックゴミを減らせるよう、工夫しながら、海の豊かさをみんなで守っていきましょう!
なるほどSDGsでは、様々な社会課題について、SDGsの観点をもとに紹介しています。ぜひ、他の記事も読んでみてください!
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