日本の貧困率は?貧困問題の原因や対策を理解しよう

近年、メディアで日本国内での貧困問題がよく取り上げられるようになりました。

果たして、日本の貧困の現状はどんなものなのでしょうか。

今回は日本の貧困問題について、その現状や原因を説明していきます。

日本の貧困率

相対的貧困

貧困率について語るときに、よく使われる定義として、相対的貧困があります。

相対的貧困とは、その国の文化水準、生活水準と比較して経済的に困窮した状態」を指します。

「相対的」という言葉がついているように、その国の水準との比較で判断される、というのが特徴です。

また、絶対的貧困という言葉もあり、こちらは、「最低限の生存維持さえ困難である状態」を指します。

日本の貧困率について話すときには、相対的貧困が用いられることが多いです。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!貧困にもいくつかの種類があるんだね。

日本の相対的貧困率

では、日本の相対的貧困率は、実際どのくらいなのでしょうか。

厚生労働省の『国民生活基礎調査』によると、2018年時点での日本の相対的貧困率は15.7%とされています。

15.7%というと、国民の約6人に1人が相対的貧困にあたることになります。

「思っていたより多い」という感想を抱く人も多いのではないでしょうか。

なるほどくん
なるほどくん

6人に1人もいるのか。もう少し少ないと思ってた…

日本における貧困の原因

原因①非正規雇用の増加

日本における貧困問題の原因の1つとして、非正規雇用の増加があります。

非正規雇用とは、正式な契約を結ぶ正規雇用と違って、一定期間のみの契約を結ぶ雇用を意味します。

厚生労働省によると、日本の労働者に占める非正規雇用者の割合は年々増えており、2019年には38.3%にも及んでいます。

非正規雇用者は、正規雇用者と比べて低収入であることや、安定した職につけないことから、貧困に陥りやすいと言われています。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!働き方の変化が、貧困にも影響しているんだね

原因②高齢化の進行

日本の貧困問題のほかの原因として、高齢化の進行があります。

高齢者が増えることにより、その面倒をみる労働世代の負担が増えることになります。

親の介護費用や生活費、年金など、支出が増えることで経済的に貧しくなる人が増えていきます。

また、ひとり身の高齢者の貧困も問題になっています。高齢者は働くことができず、年金などのわずかな収入で暮らすしかないからです。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!高齢化も貧困と関係しているんだね。

日本の貧困問題への対策

ここまで、日本の貧困問題の現状について説明してきました。

では、貧困問題の解決のために、わたしたちにできることは何でしょうか。

対策①団体などへの寄付

貧困対策として、簡単にできることの1つに、寄付があります。

日本には、国内の貧困解決に取り組むNPO法人などの団体が多くあります。ウェブサイトで寄付を受け付けているところも多いので、ぜひ調べてみてください。

対策②自治体への提言

ほかにできることとして、政府や地方自治体など、自治体への提言があります。

選挙や問合せ窓口を利用して、貧困対策を推進する政治家を支援することもできます。

また、貧困対策を訴える署名活動なども、頻繁に行われています。

このように、さまざまな形で、国や地方全体での貧困対策に働きかけることができます。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!自分1人でも、できることはいろいろあるんだね!

日本の貧困問題に向き合いできることを考えよう

今回は日本の貧困問題について説明しました。

日本の貧困問題は多くの人が想像している以上に、深刻化しています。また、貧困問題は、様々な要因が複雑に絡みあって起こっています。

少しでも貧困をなくすためにできることを、今後も考え続けていく必要がありそうです。

皆さんも、自分にできることを考えて、行動していきましょう!

▼ 子どもの貧困についてのコラムはこちら!

【出典】

国民生活基礎調査 | 厚生労働省

令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-| 厚生労働省

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