みなさん、防災対策はしていますか?
日本はたびたび、大地震や巨大台風に襲われて、大きな被害が出ています。
そうした被害が発生し続けることは、果たして持続可能と言えるのでしょうか?
その観点から、SDGsと深い関わりのある防災について詳しく学んでみましょう。
防災とSDGsにはどんな繋がりがあるんだろう?
SDGsと防災の関係は?
SDGs11「住み続けられるまちづくりを」
SDGsのゴールの11個目、「住み続けられるまちづくりを」では、年配者や障がい者なども含めたすべての住民が安全で快適なまちに住み続けられるようにすることを目指しています。
具体的には、
・安全で綺麗な、そして便利なまちをつくること
・年配者や子ども、障がい者も暮らしやすいインフラやサービスを整えること
・自然災害が発生しても人や経済が守られるまちにすること
などを目標にしています。
特に、日本においては異常気象や災害に強いまちづくりも必要です。
日本は他国と比べ、地震や台風といった自然災害へのリスクが高い国です。
災害が発生しても耐えられるインフラ・まちづくりは、人々の暮らしの安全を高めることに繋がり、持続可能と言えるでしょう。
▼「住み続けられるまちづくりを」をさらに詳しく知りたい人はコラムを読んでみよう!
防災もSDGsを達成するために大切なんだね
仙台防災枠組2015-2030とは?
防災枠組とは、災害への対応強化のために取り組むべき事項や目標等を示した文書です。災害による人命や経済損失を削減するために、15年ごとに達成目標を掲げています。
「仙台防災枠組2015-2030」は、2015年に仙台で開催された第3回国連防災世界会議にて採択されました。災害リスクを防止・削減するために2015年から2030年の15年間で達成すべき目標や行動基準等が決められました。
「仙台防災枠組2015-2030」では、以下の4つが優先行動とされました。
・災害リスクを理解する
・災害リスク管理を強化する
・防災、減災への投資を実施し、レジリエンスを高める
・災害への備えを十分に行い、より良い復興を実現する
上記の4つの優先行動に沿って対策を進めていくことで、災害対策の強化や減災をすることができます。
災害対策のために世界で動いているんだ!
防災グッズを準備しよう
本格的に防災グッズを集めようとすると、意外と必要なものがたくさんあります。ここでは、特に重要な防災グッズを紹介します。
食料品・飲料水
最低でも3日分は用意しておかなければなりません。なぜなら、ライフラインの復旧や、支援物資が届くまでに数日かかるからです。
火が使えない場合もあるので、缶詰や乾パンなどの火を通さずに食べられるモノを準備しておきましょう。
医療品・衛生用品
怪我に対応するための医療品や、トイレなど衛生面に関する備品も重要です。
医療品としては、消毒薬やばんそうこう、カゼ薬などを常備しておけば、万一のときに使えます。
衛生面としては、非常用トイレです。断水した場合はトイレの水も流せなくなるため、準備しておくと便利です。
ラジオ
情報収集を行うために必要なのがラジオです。スマホがネットにつながらない場合でも、リアルタイムの情報の把握ができます。
最近は、手回しで充電できるものや、懐中電灯機能を搭載したものなど多機能なラジオが発売されているのでチェックしてみましょう。
また、他にも余裕があれば
・危険回避用のヘルメットや軍手
・防寒・保温用の雨具や使い捨てカイロ、
・照明用の懐中電灯やロウソク
なども準備できるといいですね。
また、これらのものがまとめて入っている防災バッグの販売もされているのでぜひチェックしてみてください。
安心して避難するためにこんなにものが必要なんだ…
防災アプリをインストールしよう
おすすめ防災アプリ①Yahoo!防災速報
Yahoo!防災速報は、「避難情報」「津波情報」など、計12種類の防災情報をリアルタイムで把握できます。
防災情報は現在地の情報だけではなく、事前に設定しておいた地域の情報を、最大3つまで同時に受け取れる機能もついています。そのため、「自宅」や「会社」など自分が普段生活している場所の地域情報を複数登録することができます。
また、情報の種類により、通知音の変更や音量の調節も可能です。海の近くに住んでいる方は、津波に関する情報の通知音を変更しておくなど、生活している地域の特性に合わせて利用することができます。
▼Yahoo!防災速報のダウンロードはこちらから
ttps://emg.yahoo.co.jp/
防災情報の取集にこのアプリ絶対いれよう!
おすすめ防災アプリ②radiko.jp
radiko.jpは、民放のラジオ放送を聞くことができるアプリです。災害時に、リアルタイムで情報収集ができます。
また、災害時は最新の情報にアクセスできるようにラジオを繋いでおく状態が続きます。そのため、スマートフォンを十分に充電しておく必要があります。しかし、radiko.jpは使い続けても充電が減りにくく、災害時でも安心して情報を集めることができます。
▼radiko.jpのダウンロードはこちらから
ttps://radiko.jp/
ラジオを通して情報を集めることができると本当に心強いよね
おすすめ防災アプリ③防災情報 全国避難所ガイド
防災情報 全国避難所ガイドには、全国の災害時の避難所・避難場所が約13万件登録されています。現在地から行ける避難場所の候補地、および、そこに行くためのルートを表示してくれます。
また、ハザードマップ情報を地図上に表示させられるので、周囲の危険度を把握できます。
オフラインでも使用できるので、防災アプリとして必ずインストールしておきたいですね。
▼防災情報 全国避難所ガイドのダウンロードはこちらから
避難経路を確かめるために大切なアプリだね
災害に備えてできることは?
家具の置き方を確認する
地震の際には、倒れてきた家具で大ケガをしたり、時には亡くなってしまう場合もあります。
家具を壁に固定し、寝室や子ども部屋には大きな家具をなるべく置かないようにするなど対策をしましょう。
避難場所・避難経路の確認
災害が起きたときに慌てず避難するためには、いざという時のための事前確認が欠かせません。
「防災情報 全国避難所ガイド」や地域の防災マップを入手し、確認しておきましょう。
家族と安否確認方法を決める
家族とは別々の場所で被災する可能性があります。その際、家族で集まることができなかったり、連絡が取り合えなかった不安ですよね。
家族で安否確認の方法や集合場所を話し合っておきましょう。
防災イベントに参加する
防災イベントに参加すると、日頃緩みがちな防災への意識を高めることができます。あまた、防災のための新たな知識を蓄えることができます。
災害の備えてできることがたくさんあるね
防災を通して「住み続けられるまちづくりを」を達成しよう
今回は、SDGsと防災の関連や防災への備えを紹介してきました。
みなさんの命を守り、地域社会を守り、持続可能な社会をつくっていくために防災は必要不可欠です。
まずは、家族と防災について話して、防災グッズを集めてみるのはいかがでしょうか?
「なるほどSDGs」では、SDGsを身近に感じられるような記事を掲載しています。ぜひ、他の記事もチェックしてみてください。
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