SDGs 8「働きがいも経済成長も」

私たち人間は、何かを買ったり、お金を稼ぐために働いたり、経済と無縁に生きることはできません。新型コロナウイルスによって世界中の経済が打撃を受けている今、私たちの身の回りでも働く環境や働き方に変化が起こっているのではないでしょうか。

この記事では、SDGsにおける8番目の目標「働きがいも経済成長も」について、他のSDGsとの関係性も踏まえて分かりやすくまとめています。

一見課題として見過ごされがちな経済問題について「なるほど!」と少しでも自分事に感じたい人に、ぜひ読んでもらいたいです。

なるほどくん
なるほどくん

経済って聞くとなんだか難しそうだけど、SDGsではどんなことが目指されているんだろう?

SDGs 8「働きがいも経済成長も」とは?

ゴールの8つ目「働きがいも経済成長も」とは、持続的な経済成長と安定した雇用によって、すべての人々が働きがいのある人間らしい仕事(=ディーセント・ワーク)に就くことを目標に掲げています。

具体的に、「働きがい」では、雇用の創出から労働者の権利保護や児童労働の禁止といった労働環境の改善まで、「経済成長」では、企業の成長から金融・貿易といった経済の仕組みを援助することなど経済活動に関して細かくゴールに組み込まれています。

つまり、単に経済活動ができる場を提供するだけでなく、その生産性や労働環境といった経済活動の質までも追求したゴールとなっていることが分かります。

なるほどくん
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「働きがいのある人間らしい仕事」が当たり前になったらいいなあ。

SDGs 8「働きがいも経済成長も」が必要な理由

では、現在どのような問題が発生しているのでしょうか。

世界レベルでは、未だ300万人を超える失業者が毎年のように出ており、今もなお2億人以上の人が経済活動をできていない状態にあります。また特に人口増加の進むアフリカでは、生産年齢人口が増え続けており、雇用の創出が追いついていません。またジェンダーへの理解が浸透していない国々では、差別による雇用待遇問題も発生しています。

なるほどくん
なるほどくん

経済活動をできていない人が2億人も!

日本では、雇用問題だけではなく労働環境も見直す必要があります。ブラック企業や過労死という言葉が存在するように、日本の労働状況は世界的にも劣悪であることが問題視されています。近年「働き方改革」の動きによって、人々がより働きやすい環境を整えるよう労働条件が見直されつつあるものの、未だ改善が要されています。

また、この「働きがいも経済成長も」というゴールは他のSDGsとも大きく関係しています。限られた資源を効率良く使用し大量消費や大量生産を抑えることは、環境を悪化させないこと(SDGs6・13・14・15)に、すべての人が経済活動にアクセスできるよう環境を整えることは、貧困(SDGs1)や飢餓(SDGs2)を予防することにも繋がっており、他のゴールを達成するためにも重要なゴールであることが分かります。

なるほどくん
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このゴールは、いろんなゴールと結びついているんだね!

参考:国際労働機関

SDGs 8「働きがいも経済成長も」

環境問題や貧困問題にも影響力を及ぼす経済面での課題。大多数の人が経験する「働く」時間は、私たちの想像以上に世界へ変化を及ぼしているかもしれません。

このメディアでは、SDGsを身近に感じたり、このような問題意識を行動に移すきっかけとなったりできるような記事を掲載しています。

特にインタビュー記事では、実際に解決に向けて取り組んでいる人のお話から、思わず行動にうつしたくなるようなヒントをたくさん詰め込んでいます。ぜひこの機会に他の記事も覗いてみてください。

▼ 4つの戦略的目標?ディーセントワークを実現するために日本ではどんな取り組みが行われているの?

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ABOUTこの記事をかいた人

なるほどSDGs 編集長 / ライター スウェーデンでのインターン参加や欧州1人旅など、新しい世界を知る時間や、異文化交流を大切にしています。「なるほどSDGs」が、毎日を大切にできるきっかけになれば嬉しいです。私もなるほどくんと一緒に勉強します!