SDGs 16「平和と公正をすべての人に」

SDGsとは、”Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)”の略称で、エス・ディー・ジーズと読みます。

日本でのSDGs認知度は32.9%という調査結果が出ており、まだまだ低いのが現状です。

今回はSDGs16「平和と公正をすべての人に」を見ていきましょう。

ここでの「平和」とは戦争や紛争のない状態だけでなく、虐待、搾取、人身売買を防ぐことや、健全で安心できる政治、経済活動を行うことなども含まれています。一人一人の意識向上が必要な目標なので、是非読んで一緒に考えていきましょう。

なるほどくん
なるほどくん

SDGsのスローガンにある「誰一人残さない」に関係のありそうなゴールだね!

SDGs 16「平和と公正をすべての人に」とは?

SDGs16「平和と公正をすべての人に」とは、あらゆる形態の暴力や拷問を撲滅し、透明性の高い社会をつくることを目標としています。

透明性の高い社会とは、政府の動きやあらゆる取引・情報が開示・提供・アクセスできる状態にあることを意味します。

つまりこうした透明性の高い社会は「公正」を実現しており、「平和」な世界を維持することに繋がっています。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!社会の動きをみんなが平等に知ることができるようにするためのゴールでもあるんだね。

この目標を達成するには、戦争や暴力、災害に苦しむことなく安心して生活できる世界を目指して、世界中の人が協力し合い、対等な立場で話し合いながら取り組む必要があります。

つまりこの「平和と公正をすべての人に」は、SDGsのスローガンである「誰一人取り残さない-No one will be left behind」に繋がる目標の一つなのです。

なるほどくん
なるほどくん

なるほど!つながった!

SDGs 16「平和と公正をすべての人に」が必要な理由

このゴールで掲げられる「平和」と「公正」。世界、そして私たちの住む日本においての現状を踏まえ、それぞれみていきましょう。

まず「平和」に関しては、戦争や紛争に加え、虐待、搾取、人身売買などが今もなお行われています。

例えば、「人身売買」というとあまり馴染みがないように思うかもしれませんが、性的搾取や労働搾取を目的とした人身取引は、日本国内でもごく身近なところで行われています。

実際日本は、2012年6月まで11年連続で「人身取引根絶の最低基準を満たさない国」に位置づけられていました。これは、カンボジアや南アフリカと同じレベルであり、先進国では最低ランクを意味します。援助交際や外国人研修など、気づかないところで、私たちの周りにも助けを求めている人がいるかもしれません。

なるほどくん
なるほどくん

日本は思った以上に深刻なんだね…

また「公正」に関して、この目標では「透明性」という言葉がキーワードになっています。政府や経済をはじめとしたあらゆる社会情報にアクセスできる環境は、個人に人権と自由を与えます。

そしてそのような環境は、有益な公共機関を発展させ、持続可能で多様性や包摂性のある、平和で公正な社会作りに繋がるのです。

なるほどくん
なるほどくん

平和も公正も、みんなが当たり前と感じられるような社会になるといいな。

参考:国連開発計画駐日代表事務所

SDGs 16「平和と公正をすべての人に」

この目標は、差別や偏見なく、世界中のすべての人が平等に接しあい、協力することで実現します。

SDGsのスローガンにもある、「誰一人取り残さない-No one will be left behind」。これは、SDGsの前身であるMDGsが設けた目標が、地域の偏りなどの「見落とし」があるなど途上国からの反発の声が挙がったことから始まっています。

SDGsでは改めて、先進国と途上国が一丸となって達成するべきだと、掲げられたスローガンなのです。この心得はまさに、SDGs16「平和と公正をすべての人に」の課題解決に繋がるのではないでしょうか。

「なるほどSDGs」は、他の達成目標に関する記事に加え、SDGsをより身近に感じられるインタビュー記事も掲載しています。この機会に、他の記事も是非読んでみてくださいね。

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