SDGs 13「気候変動に具体的な対策を」

地球温暖化。今、この言葉を知らない人はほとんどいません。にもかかわらず、この言葉だけが一人歩きしていることもまた事実です。

スウェーデンにて16歳の少女が、温暖化対策について大人たちに訴えようと毎週金曜日に学校を休み、世界中を動かしたニュースを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。彼女のように、今こそ解決に向けて行動にうつすことが求められています。

この記事では、こうした気候問題を解決するための指標である、13番目のSDGs「気候変動に具体的な対策を」について分かりやすくまとめています。少女の指摘する無関心な大人にならないためにも、今一度気候問題について考えてみましょう。

SDGs 13「気候変動に具体的な対策を」とは?

13番目のゴール「気候変動に具体的な対策を」とは、悪化が続く地球上の気候に対して、変動要因の抑制から、気候変動が引き起こす悪影響の軽減まで、5つの具体策を実行すると掲げられています。

具体的には、対策が効果的に実施されることを目的に、国の政策や教育内容に改善が加えられたり、地方や島といった社会的に疎外されたコミュニティでも気候問題を蔑ろにしないよう管理を試みたりしています。また、開発途上国においても温室効果ガスの排出緩和や気候変動への適応がスムーズに行われるよう「緑の気候基金」というものが設置されており、その基金の機能までも目標に組み込まれています。

つまり、世界全体で気候問題に取り組める体制を整えようとしたゴールであることが分かります。

SDGs 13「気候変動に具体的な対策を」が必要な理由

具体的な対策が要される理由は、現在の地球の様子を見れば明らかです。

1880年と比較した世界全体での気温上昇は、2℃以下までが限界とされ、2015年のパリ協定にて目標数値として掲げられました。これは、単なる目標ではなく、人間が自然と共存できる限界のラインだと言われています。しかし、現在の状態が続けば2080~2100年には、1950年と比べて気温が最大4.8℃も上昇すると予想されています。

そしてこのまま気温が上昇した結果、現在私たちが送る生活は刻々と脅かされていきます。海面上昇や大規模な洪水など、自然災害が人々を襲い、南太平洋の小さな島国は国が沈むことも予想されています。気候に左右される農業が不安定になると食糧不足となり、インフラ設備や水の供給までも機能が停止すると私たちの当たり前はすぐに奪われてしまいます。

また、気温の上昇に身体が追いつかなければ熱中症といった病気にもかかりやすくなります。もちろん、こうして被害を受けているのは人間だけではありません。北極で氷を必要とする動物たちや高温に適応できない動植物など、あらゆる生態系が絶滅の危機に晒されているのです。

つまり、一刻も早く気候問題に向き合わなければ手遅れとなってしましまう今、SDGs13「気候変動に具体的な対策を」はとても重要であることが分かります。

参考:JCCCA | 全国地球温暖化防止活動推進センター

SDGs 13「気候変動に具体的な対策を」

自分一人の意識で地球の気候が変わるはずない。そのように他人事と捉え、日々、私たちは地球の温度を少しずつ上昇させています。しかし、とある16歳の少女の訴えは世界中の大人を動かしました。一人の声が気候変動への問題意識を形にしていったのです。彼女の行動は、私たちにも何かできるかもしれないという勇気を与えてくれました。

このメディアでは、主にインタビュー記事を通して、実際に解決へ向けて取り組んでいる人のお話から、行動にうつすきっかけとなるような内容をたくさん掲載しています。誰にとっても身近なSDGs。ぜひこの機会に他の記事も覗いてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

なるほどSDGs 編集長 / ライター スウェーデンでのインターン参加や欧州1人旅など、新しい世界を知る時間や、異文化交流を大切にしています。「なるほどSDGs」が、毎日を大切にできるきっかけになれば嬉しいです。私もなるほどくんと一緒に勉強します!