近ごろ、SDGsとともにESGという言葉をよく聞くようになりました。
しかし、ESGとはいったい何なのか、いまいちよくわかっていない人も多いのではと思います。
そこで、今回はESGについて詳しく紹介していきたいと思います!
みんなでESGについて知っていこう!
Contents
ESGとは?
ESGとは、環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)の3つの単語の頭文字を並べたものです。
これら3つは、企業が持続的に成長するために必要な観点であると言われています。
このことから、企業が成長し続けていくためには、短期的な成果だけでなく、長期的な視点で考えていく必要があると考えることができます。
なるほど!この3つの観点から考えることで企業の成長がより持続可能になるということだね!
ESGとSDGsの関係
ESGとSDGsの違いは?
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
ESGが企業の持続可能性に基づいた観点であるのに対し、SDGsは地球全体の持続可能性に言及した指標であるという違いがあります。
なるほど!ESGは企業だけに注目したものなんだね。
ESGとSDGsのつながり
ESGとSDGsは、それぞれの前提となる考え方として、持続可能性を重視しているという点が共通しています。これは、短期的な結果にこだわらず、長期的な視点で物事を進めていこうという現代社会の考え方が反映された結果だと言えます。
特に、ESGのなかでも環境(Environment)と社会(Society)の2つは、SDGsにおいても重要視されている観点であり、SDGsとも関連性が高いと言えます。
現在のことだけでなく、未来のことも考えていこうという考え方が、社会全体で広まってきているんだね。
ESG投資とは?
ESG投資とは、その名の通り、ESGの要素を取り入れた投資を意味します。
一般的に、投資は、それによって得られる利益(利益率)などの情報をもとに行われます。しかし、ESG投資は、環境や社会など、お金に関するもの以外の要素も取り入れて投資が行われます。
ESGが持続可能な成長を重視した観点であるため、ESG投資も、短期的な利益ではなく、長期的な効果が期待されます。
投資にも、持続可能性を重視する考え方が取り入れられてきているんだね!
エシカル就活とは?
近ごろ、ESGとともに注目を集める言葉の1つに「エシカル就活」があります。
エシカルという言葉は、「倫理的な、道徳上の」という意味をもつ ”ethical” という英単語がもとになっています。エシカル就活とは、倫理的な就活、つまり、人や環境、社会全体に優しい就活のことを意味します。
就職活動にも、地球全体に配慮しようという考え方が広まってきていることがわかります。
人や地球に優しくしようという考え方は、社会の新しい常識とも言えるね。
ESGを通してSDGsを達成しよう!
今回は、ESGについて解説しました。
ESGはSDGsとの関連性が高いため、ひとりひとりがESGの観点を意識することが、SDGsの推進に繋がります。
引き続き、みんなで、より持続可能な社会にするためにできることを考えていきましょう!
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【出典】
内閣府地方創生推進事務局 , 外務省 JAPAN SDGs Action Platform , 年金積立金管理運用独立行政法人 ESG投資